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EMS(エネルギーマネジメントシステム)とは

エネルギー管理でよく用いられる FEMS(フェムス)やHEMS(ヘムス)という言葉をご存知でしょうか?

これらは EMS(energy management system・エネルギーマネジメントシステム)というエネルギー管理や最適化の仕組みで、おおよそ以下の3つの機能から成り立っています。

  • 電力消費量の可視化
  • エネルギー消費側の制御管理(照明やエアコンなど)
  • エネルギー発生側の制御管理(発電機やバッテリーなど)

EMS(エネルギーマネジメントシステム)とは

EMS(エネルギー・マネジメント・システムまたはエネルギー管理システム)とは、家庭やオフィスビル、工場などで使用する電気やガスなどのエネルギー利用状況をリアルタイムで見える化して、管理や最適化を行うシステムのことをいいます。

EMSは情報通信技術(ICT)を活用して、照明やボイラー、エアコンなどの空調設備といったエネルギー消費設備を自動的に監視・制御して、省エネルギーや負荷平準化などによって建物内のエネルギー使用状況を一元的に把握・管理し、需要予測に基づいて設備機器の制御を行い、エネルギー使用量の削減を図る仕組みになっています。

EMSは再生可能エネルギーの太陽光発電やバイオマス発電などの電力計に接続すれば、その発電量も常に監視することができます。さらに系統電力との接続によって、エネルギー消費の最適化を図ることも可能です。

EMSには設置場所や利用場所によって様々な名称があり、工場向けの「FEMS(Factory Energy Management System)」、家庭・住宅向けの「HEMS(Home Energy Management System)」、ビル向けの「BEMS(Building Energy Management System)」などがあります。

各EMSの基本的な仕組みは同じですが、設置するビルや工場の規模によって性能や機能にそれぞれ違いがあり、家庭用のHEMSは、次世代省エネ住宅の「スマートハウス」の司令塔としての機能が期待されています。

また、2011年3月の東日本大震災による電力供給不足をきっかけとして、EMSが大きく注目されました。特に工場向けのFEMSはピークカットや自家発電などの設備を組み合わせることで、大規模な電力不足にも対応できるソリューションとなります。

各省庁におけるEMSの動向

資源エネルギー庁など、各省庁ではEMSの導入に関して、法律等で明記することが検討されています。

● 省エネ法によるエネルギーマネジメントシステム導入検討の明記(出典:「エネルギーの使用の合理化等に関する法律」の告示)

平成25年12月「工場等におけるエネルギーの使用の合理化に関する事業者の判断の基準」

平成25年12月告示「工場等における電気の需要の平準化に資する措置に関する事業者の指針」

● エネルギーミックスにおける省エネ対策(エネルギーマネジメントの実現)

(出典:「省エネルギー政策の動向 2016年以降の展開」資源エネルギー庁省エネルギー対策)