LPガス発電機による電力ピークカットの導入シミュレーション

電力量計

電力ピークカットとは、事業所や工場等の電力デマンドが増加した場合に、代替の電源で電力を供給して増加分の使用電力を抑制することです。これによって契約電力の上限が下がり、電気料金を削減することができます。

GENERAC発電機は、購入やリースをはじめ、クレジット、割賦を使った導入も可能です。経営や資金の状況に合わせた導入方法と、電力ピークカットによる電気料金削減との相乗効果によって、会社資金を効率的に運用することができます。

※ ここで掲載しているシミュレーションの数値はあくまで一例です。実際は電力会社との契約内容などによって数値が変動します。詳しいシミュレーション結果を希望される場合は、お気軽にお問い合わせください。

ガス発電機による電力ピークカットの導入シミュレーション

発電機による電力ピークカットの具体的な例として、契約電力150kWの事業所がガス発電機を導入し、70kWの超過分をピークカットして契約電力を80kWにした場合の電気料金を試算してみます。

80kWから150kWまでの超過分(年間42,000kwh)はガス発電機によって供給するので、その分の電気料金は割高になりますが、契約電力が大きく下がるため、結果的に年間の電気料金を大幅に削減することができます。

また、非常用発電機の導入にリースを用いることで、多額の初期コストが不要となり、月々の支払いも経費として処理することができます。リース料と電気料金削減分の差額次第では、実質的にかなりの低コストで非常用発電機を導入することも可能です。

電力ピークカット導入前

年間電気基本契約料金 : ピーク電気使用量 × 基本料金 × 12ヵ月
150kw × 1,800 × 12 = 3,240,000円

年間電気使用料金 : 電気使用量 × 電力使用料(17円/kwh)
195,600kwh × 17 = 3,325,200円

年間電気料金の合計 : 6,565,200円

電力ピークカット導入後

年間電気基本契約料金 : ピーク電気使用量 × 基本料金 × 12ヵ月
80kw × 1,800 × 12 = 1,728,000円

年間電気使用料金 : 電気使用量 × 電力使用料(17円/kwh)
153,600kwh × 17 = 2,611,200円

年間ガス使用料金 : ガス料金(基本料金込み) × ガス使用量
250円/㎥ × 6180㎥ = 1,545,000円
※ ガス発電機の年間運転時間を600時間、ガス消費量を10.3㎥/hとして計算

年間電気・ガス料金の合計 : 5,884,200円

電力ピークカットによって削減できる年間電気料金
6,565,200円 – 5,884,200円 = 681,000円

150kW 80kW 差額
基本料金(年額) ¥ 3,240,000 ¥ 1,728,000 ▲ ¥ 1,512,000
電気料金(年額) ¥ 3,325,200 ¥ 2,611,200 ▲ ¥ 714,000
LPガス料金(250円/㎥) ¥ 1,545,000 ¥ 1,545,000
電力ピークカット導入によるメリット ▲ ¥ 681,000

※ 80kWを超えるピーク電力の使用期間計算方法(夏冬合わせて6か月、1日8時間操業)
 (80kW × 3時間 + 150kW × 5時間)× 20日/1ヵ月

ガス発電機を購入した場合(導入費合計1,000万と仮定)

上記の計算を元に、ガス発電機を購入した場合のシミュレーションを行いました。発電機本体の価格や工事費、その他諸経費合計で1,000万円の設備投資を行った場合、15年目で215,000円の黒字となります。

年度 設備投資費 電気料金削減 収支
1 ▲ ¥ 1,000,000 ¥ 681,000 ▲ ¥ 9,319,000
2 ▲ ¥ 9,319,000 ¥ 681,000 ▲ ¥ 8,638,000
3 ▲ ¥ 8,618,000 ¥ 681,000 ▲ ¥ 7,957,000
4 ▲ ¥ 7,957,000 ¥ 681,000 ▲ ¥ 7,276,000
5 ▲ ¥ 7,276,000 ¥ 681,000 ▲ ¥ 6,595,000
6 ▲ ¥ 6,595,000 ¥ 681,000 ▲ ¥ 5,914,000
7 ▲ ¥ 5,914,000 ¥ 681,000 ▲ ¥ 5,233,000
8 ▲ ¥ 5,233,000 ¥ 681,000 ▲ ¥ 4,552,000
9 ▲ ¥ 4,552,000 ¥ 681,000 ▲ ¥ 3,871,000
10 ▲ ¥ 3,871,000 ¥ 681,000 ▲ ¥ 3,190,000
11 ▲ ¥ 3,190,000 ¥ 681,000 ▲ ¥ 2,509,000
12 ▲ ¥ 2,509,000 ¥ 681,000 ▲ ¥ 1,828,000
13 ▲ ¥ 1,828,000 ¥ 681,000 ▲ ¥ 1,147,000
14 ▲ ¥ 1,147,000 ¥ 681,000 ▲ ¥ 466,000
15 ▲ ¥ 466,000 ¥ 681,000 ¥ 215,000
合計 ▲ ¥ 10,000,000 ¥ 10,215,000 ¥ 215,000

LPガス発電機をリースで導入した場合

LPガス発電機をリースで導入し、電力ピークカットを行った場合のシミュレーションです。9年間リースの場合、リース料率は1.134%となります。10年目から再リース契約を結んだ場合、年間リース料は10分の1まで下がります。

リースを利用するメリットは、費用を全額経費で計上できることです。購入の場合はLPガス発電機が自社の資産となる代わりに、税法に基づいた耐用年数分だけしか減価償却費に計上できません。

9年間リース契約によるLPガス発電機導入

年間リース料 : 導入費用 × リース料率 × 12ヵ月
10,000,000円 × 0.01134 × 12 = 1,360,800円

年度 年間リース料 電気料金削減 収支
1 ▲ ¥ 1,360,800 ¥ 681,000 ▲ ¥ 679,800
2 ▲ ¥ 1,360,800 ¥ 681,000 ▲ ¥ 679,800
3 ▲ ¥ 1,360,800 ¥ 681,000 ▲ ¥ 679,800
4 ▲ ¥ 1,360,800 ¥ 681,000 ▲ ¥ 679,800
5 ▲ ¥ 1,360,800 ¥ 681,000 ▲ ¥ 679,800
6 ▲ ¥ 1,360,800 ¥ 681,000 ▲ ¥ 679,800
7 ▲ ¥ 1,360,800 ¥ 681,000 ▲ ¥ 679,800
8 ▲ ¥ 1,360,800 ¥ 681,000 ▲ ¥ 679,800
9 ▲ ¥ 1,360,800 ¥ 681,000 ▲ ¥ 679,800

10年目以降 再リース契約(リース料1/10)

年度 年間リース料 電気料金削減 収支
10 ▲ ¥ 136,080 ¥ 681,000 ¥ 544,920
11 ▲ ¥ 136,080 ¥ 681,000 ¥ 544,920
12 ▲ ¥ 136,080 ¥ 681,000 ¥ 544,920
13 ▲ ¥ 136,080 ¥ 681,000 ¥ 544,920
14 ▲ ¥ 136,080 ¥ 681,000 ¥ 544,920
15 ▲ ¥ 136,080 ¥ 681,000 ¥ 544,920

契約電力の上限と電力ピークカットの関係

高圧、特別高圧を受電するビルや工場には、30分最大需要電力計(デマンド計)が組み込まれた電子式の取引用電力量計が設置されています。

契約電力は30分間の電力使用量から平均使用電力(kW)を算出し、その中で記録された1ヶ月間の最大の値によって決まります。仮にその値が年間で1回きりであったとしても、契約電力はその上限値で確定し、以後1年間は変更することができません。

電力ピークカットは、30分間の平均使用電力を監視し、それを超えるデマンドが発生した場合は、代替の電源から電力を供給することによって行います。

電力ピークカットの事例 自家発補給契約の見直し

常用・非常用発電機を設置している場合、電力会社は自家発補給電力の契約を要請します。これはトラブル等で発電機が使えなくなった場合に備えて、不足分の電力を供給するという契約です。

自家発補給電力の基本料金は、通常契約種別基本料金の10%増し、さらに未使用月の基本料金は、業務用の場合30%、産業用の場合20%が加算されます。また、自家発補給電力の使用量料金は、通常契約種別使用量料金の10%増しとなります。

しかし、電力ピークカットを導入して電力負荷を調整し、電力のデマンド管理を行うことで、自家発補給電力の契約が不要になる場合があります。

一例として自家発補給電力150kwで契約している場合、未使用月の基本料金計算(産業用)は以下の通りとなります。

自家発補給電力の基本料金 : 150kw×1,800円×110%=297,000円 (基本料金の10%増し)
未使用月の基本料金加算  : 297,000円×20%=59,400円 (産業用の場合20%加算)

自家発補給電力の契約を1年間続けると、未使用月の基本料金計算(産業用)がこれだけ加算されます。

59,400円×12ヶ月=712,800円/年

電力ピークカットを導入して、電力デマンドを適切に管理すれば、自家発補給電契約で加算された分の基本料金を大幅に削減することも可能です。

非常用発電機による電力ピークカット 参考資料

非常用発電機を活用して電力ピークカットを行う際に、参考となる電気料金の削減シミュレーションや、電力ピークカットの図解、季節ごとに変動する電力のピークカット例について、PDF版資料を作成しております。ダウンロードして社内での説明等にお使いください。

ピークカットのイメージ(540k) https://generac.jp/document/peakcut-image.pdf
ピークカット導入シミュレーション(103k) https://generac.jp/document/peakcut-simulation.pdf
ピークカット説明用資料(959k) https://generac.jp/document/peakcut-about.pdf
季節ごとの電力使用量と削減可能な電力のイメージ(338k) https://generac.jp/document/electric-season-demand.pdf
自家発補給契約例(94k) https://generac.jp/document/demand-sample.pdf
自家用発電設備装置で該当する法令等(81k) https://generac.jp/document/generator-law.pdf
保守メンテナンス契約制度(181k) https://generac.jp/document/generator-maintenance.pdf